2020年8月4日
大阪府は2019年度の普通会計決算見込みを発表し、歳入から歳出と翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支は367億円の黒字だった。黒字は12年連続。一方、20年度は新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が予想される。
|
19年度は好調な企業業績を背景にして、法人二税が前年度決算から283億円増加したことが、大幅な黒字につながった。
府の貯金に当たる財政調整基金の19年度末の残高は1562億円。ただ新型コロナウイルス対策ですでに多くを取り崩しており、現時点で20年度末見込みの残高は245億円となっている。
19年度の一般会計決算見込みの実質収支288億円の半分の144億円を、条例に基づき同基金に積み立てる。